アクトミオシンの相互作用と細いフィラメントによる制御の役割
Project/Area Number |
04F04187
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Biophysics
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Research Institution | Osaka University |
Host Researcher |
柳田 敏雄 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 教授
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Foreign Research Fellow |
KARAGIANNIS P 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 外国人特別研究員
KARAGIANNIS P. 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | レーザートラップ / 1分子計測 / ミオシン / 力発生 / 筋肉 / キネシン / ブラウン運動 / 制御 |
Research Abstract |
アクトミオシン系の制御の仕組みの理解を目指して、1分子計測系を構築した。制御過程、力発生過程にとって重要な課程はリン酸放出過程、ADP放出過程である。そのためにレーザートラップを使った系でADPやリン酸濃度に対するステップ運動の様子を計測できる系を構築した。濃度の変化とともに、モーター分子にかかる負荷は重要なパラメーターである。負荷に対して運動を精確に計測するためには、フィードバックを使って、一定の負荷に対するステップ運動を追跡できる系が必要である。そこでレーザートラップ装置にフィードバックを導入した。また計測の時間・空間分解能を上げるため、ビーズの変位を計測する光学系の改良を行った。この実験に適したモーター蛋白質キネシンをビーズで捕捉した。捕捉したビーズを使ってレーザートラップを行った。キネシンでは負荷依存的にバックステップが見られた。さらに、ADPやリン酸濃度、さらに温度などの物理的条件を変えて、バックステップの解析を行った。そのけっか、キネシンは前後にATP分解反応にカップルしながらブラウン運動を駆動力にしてステップ運動を行うことがわかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)