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カンキツ及び近縁属のかいよう病抵抗性の遺伝様式とその分子マーカーの解析

Research Project

Project/Area Number 04F04193
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section外国
Research Field Breeding science
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

松本 亮司  佐賀大学, 農学部, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ASAD Asadi Abkenar  佐賀大学, 農学部, 外国人特別研究員
Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsカンキツ / かいよう病抵抗性 / 遺伝・育種 / 分子マーカー / 遺伝
Research Abstract

カンキツ属の重要病害にかいよう病がある。米国フロリダでは本菌の侵入を許し、甚大な被害が罹病性のグレープフツーツにでている。温暖多湿な我が国では本菌は蔓延しやすい。幸い、我が国の主要カンキツが抵抗性のウンシュウミカンであったため、それほど問題とならなかった。我が国におけるカンキツ新品種の作出にはカンキツかいよう病抵抗性の付与は必須である。これまで本病の抵抗性の評価は、バクテリアである本病菌を培養し、交雑実生の幼葉に針接種を行い同心円状の病斑の大きさから抵抗性の程度を評価してきた。この幼苗検定より簡便で、迅速、しかも確実な検定法の開発のため、抵抗性の分子マーカーの探索を行った。カンキツ属内の種間交雑を行い、9組み合わせ、約1,000個体を獲得し、10葉期の幼葉に接種し、2ヶ月後の病斑直径を計測し、抵抗性個体と罹病性個体の分離比から遺伝様式を検討した。抵抗性の遺伝様式は1遺伝子以上の複数の遺伝子により制御された量的形質遺伝子座(QTL)と考えられた。このうち、ハッサク×クレメンテインの組み合わせの集団を選び、RAPD(Dominant)とSSR(Codominant)の二つのPCRに基づくDNAマーカーを検討した。RAPD分析では75プライマー(Operon primers A,B,E,G)のうち4プライマー(A4,A19,B12,E9)で多型が検出された。SSR分析では26プライマーペアー(Citrus Micro Satellite(CMS)2〜48)のうち5プライマーペアー(CMS4,7,14,23,24)において多型が検出された。その結果、1遺伝子座に2対立遺伝子を持つCMS4の1遺伝子がかいよう病罹病性と高度に連鎖していた。またSSRマーカーは共優性マーカーであり、ホモとヘテロを分けることができ、罹病性個体では、CMS4の対立遺伝子がホモであることも判明した。連鎖地図は現在構築中であり、しばらく時間を要する。以上、本研究によりカンキツかいよう病抵抗性と連鎖するDNAマーカーが初めて見つけられた。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2024-03-26  

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