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難消化性糖質による微量必須ミネラル吸収の促進機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04F04201
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section外国
Research Field Food science
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

原 博  北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) KAOSAR AFSANA  北海道大学, 大学院・農学研究科, 外国人特別研究員
Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsポリフェノール / タンニン / 鉄吸収 / difructose anhydride III
Research Abstract

鉄は、若い女性を中心にその摂取量が最も不足している栄養素である。鉄剤を使ったサプリメントは有効であるが、無機鉄製剤は味や粘膜刺激性が強く、またヘム鉄も安全性の点で問題がある。ピロリン酸鉄は不溶性なため刺激性は少なく味覚も問題ないが、吸収性が悪い。この点を改良した、分散性ピロリン酸鉄が市販されているがその吸収機構は全く不明である。これまで、ポリフェノールの一種、タンニンによる鉄吸収抑制に関する研究を行ってきた。そこで、分散性ピロリン酸鉄の吸収機構を探る一環として、タンニンによる鉄吸収への影響を、ラットを用いた鉄出納試験により探った。また同時に他の無機鉄源との比較も行なった。
その結果、分散性ピロリン酸鉄は優れた吸収性を持ち、易吸収製鉄源である硫酸鉄を同等であった。一方、分散性ピロリン酸鉄の吸収はタンニンの影響を強く受け、他の鉄源よりタンニン同時摂取で、より大きく吸収が低下した。このことは、分散性ピロリン酸鉄は、消化管の中で徐々に可溶化しながら吸収されることを示唆している。また、標準鉄源であるクエン酸鉄に比べて、硫酸鉄はタンニンの影響を受けにくく、ほとんど吸収低下がないことが明らかになった。
タンニンは、没食子酸が多数ブドウ糖に結合した構造をもち、大腸で腸内細菌により群介されて一部吸収されると予想されるが、その詳細は不明である。この点は、鉄吸収への作用において重要なためこの点を検討した。その結果、没食子酸代謝物であるピロガロールが血液中で観察され、没食子酸はそのままで吸収されないことが強く示唆された。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2024-03-26  

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