Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
計量魚群探知機を用いた音響資源調査法が資源量の査定に大きく貢献しているが,多獲性資源に多い浮魚類の調査には,探知深度や探索範囲が不十分であり,探知範囲の広いスキャニングソナーを用いた魚群計量システムの開発が望まれている。 本研究は,現在,国産で最も進んだソナー技術であるバイプレーンソナーに計量魚探技術やGIS技術を取り入れ,正確な魚群の形状,体積,密度,行動等の測定を行うとともに,海底地形や構造物の表示と定量化が可能な,資源調査用の次世代型計量ソナーの開発を行なうことを目的としている。 本年度の研究実施は,現在国内企業と共同開発中の3次元計量ソナープロジェクトの進行に伴い以下の研究を分担した。 1.バイプレーンソナーの計量化に関する高精度魚群体積計測法の研究 ソナーを用いた魚群密度を計測するに関するエコーの面積の解析により魚群の三次元形状の導出,体積,分布密度の推定方法を開発した。この計測方法に関する魚群体積のシミュレーション計測,それぞれのモードにおける体積推定方法の実用性を示した。 2.バイプレーンソナーの魚群計測実験の実施 本年度,開発した計量ソナーを用いて,日本近海(八戸)魚場において計測試験2回(9月,11月)を行った。計測した魚群はサバ,イカ,イナダであった。巻き網漁船は計測した魚群を巻き網操業により取得し,魚群エコーの面積と魚群の量の関係を考察した。 また,12月にノルウェー近海において,ニシンの計測も実施した。垂直断面航走モードで魚群の体積,魚群内部エコーの強度など計測し,量の推定を行った。 以上の研究により計量ソナーの基本機能を検証し,これから実用段階に入られると考えられる。
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