Project/Area Number |
04F04218
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Applied veterinary science
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Research Institution | Hokkaido University |
Host Researcher |
小沼 操 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授
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Foreign Research Fellow |
OLIVEIRA Carlos Logullo 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | マダニ / ダニ胎子発現タンパク / GSK / フタトゲチマダニ / 卵の発育 |
Research Abstract |
本研究はマダニ胎子期(卵)に発現し、卵の発育に重要な遺伝子を同定し、その機能を阻害することにより卵の発育を阻害することを目的とする。 Boophilus microplusの胎子期は初期とグルコース蓄積する後期に分けられる。後期ではグリコーゲン生合成に重要なphosphoenolpyruvate carboxykinase(PEPCK)活性が高まっている。 Glycogen synthase kinase 3(GSK-3)はグリコーゲンリン酸化に関与することが知られており、GSK-3活性はprotein kinase BであるAktによるインシュリン・カスケードに左右されている。AktはGSK-3を阻害することによりグリコーゲンと蛋白合成を促進する。GSK-3遺伝子はこれまでにショウジョウバエ、アフリカツメガエルでとられており、お互いの相同性は高く胎子期の背腹部形成に重要であることが知られている。加えてGSK-3遺伝子の活性化にはPEPCKとグルコース-6-フォスファターゼが必要である。これまで我々はBoophilusとHamophysalisダニの卵のcDNAライブラリーから1000以上のクローンを得た。その中からGSK-3とPEPCKに高い相同性を示す247の遺伝子を得ている。Boophilus microplusとH.longicornisからGSK-3とPEPCK遺伝子を同定し、その塩基配列を決定した。次にGSK-3とPEPCKの組み換えタンパクを大腸菌の系で作出し、その生物性状を調べている。
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