グリッドコンピューティングにおける協調型資源割付けに関する研究
Project/Area Number |
04F04285
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Computer system/Network
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Host Researcher |
高橋 直久 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授
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Foreign Research Fellow |
BHUVANESWARAN Raghuvel Subramaniam 名古屋工業大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
RAGHUVEL Subramaniam BHUVANESWARAN 名古屋工業大学, 工学研究科, 特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | データグリッド / スケジューリング / 負荷制御 / 資源管理 / 協調処理 / モニタリング / インターネット / グリッドコンピューティング / 分散処理 |
Research Abstract |
グリッドコンピューティングでは,可用性向上のため大容量のデータの複製が複数のノードに配置される.このような場合に,データをダウンロードする際に,ネットワークトラヒック,輻輳,サーバの性能の変動などにより,実用上の問題が生じる.これまで,ダウンロードを高速化するために,ネットワークとサーバの負荷に応じてサーバを選択する複雑なテクニックが使われている.しかし,サーバへのネットワークリンクが共有されていて性能が変化するので,一貫した性能は保証されない. このため,我々は,複数のサーバから複製データを並列にダウンロードする協調的な割付け機能を有するダウンロードモデルに注目した.具体的には,グリッド環境において並列データ転送のための動的な協調割付け方式を提案した.この方式は,ネットワーク性能が大きく変化するような場合に有効である.我々は,データ転送のタスクをサーバに重複して割付けを行うために循環型待ち行列を用いたアルゴリズムを開発した-さらに,ストリーミングのような応用への適用に向けて,データブロックの配送順序を維持するように改良した方式を開発した.これらの方式は,サーバへのリンクが切断されて利用できなくなった場合にも問題なく動作する.我々は,上記フレームワークをGlobusツールキットを用いて実現し,GridFTPの部分コピーの機構を利用した.提案方式を既存方式との比較実験を行った.これまでの実験結果では,提案方式は既存方式に対してデータ転送の完了時間において顕著な改善が見られることが分かった.
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)