Project/Area Number |
04F04608
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Social dentistry
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Research Institution | Nihon University |
Host Researcher |
小林 清吾 日本大学, 松戸歯学部, 教授
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Foreign Research Fellow |
WANG JING 日本大学, 松戸歯学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | Electrical Caries Monitor / Micro-CT / Demineralization / Remineralization / Early dental caries / Histological evaluation / Micro CT / demineralization / remineralization |
Research Abstract |
本年度の研究期間は、脱灰・再石灰化現象のプロセスをECM(電気抵抗値う蝕診断器:カリエス・モニター)、マイクロCT、およびTMR(マイクロラジオグラフ)で測定し、これらの評価データの相関性について分析した。エーナメル質試料に生じさせた脱灰と再石灰化現象のプロセスをECMとマイクロCTによってさらに追及した。また、エナメル質試料に脱灰・再石灰化現象を生じさせたウインドウを作成し、TMRによって評価を行った。TMRは脱灰・再石灰化現象を評価するための測定法として通常良く用いられる方法である。しかしながら、エナメル質切片を100μmの厚さに調整すること自体が手間のかかることであり、また操作中に壊すことが多かった。本研究においてマイクロCTは、非破壊的評価方法であり脱灰・再石灰化現象やそのプロセスにおける類似のミネラルの変化を検出し評価するために有用であることが確認できた。ミネラルの損失と沈着について評価することにおいて、マイクロCTとTMRの間に高い相関性が確認できた。結果は予測通りであったが、マイクロCTシステムにおけるビームハーディングやリングアーテイファクツが生じる点についてさらに研究され、マイクロCTにおける詳細な校正と標準化が、必要とされる。 この研究の一部については、第84回IADR(オーストラリア)において発表した。本研究は他の研究者からの関心も得られ、さらなる研究がなされるものと考えられた。
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