アジアの貧困削減に対する金融サービスの役割に関する比較研究
Project/Area Number |
04F04703
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Agro-economics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Host Researcher |
泉田 洋一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究所, 教授
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Foreign Research Fellow |
TAZUL Islam 東京大学, 大学院・農学生命科学研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | アジア / ベトナム / バングラデシュ / マイクロファイナンス / 農村開発 / 貧困削減 / グラミン銀行 / 農村金融 |
Research Abstract |
本研究は、ベトナムとバングラデシュにおける調査を通じて、アジアの貧困削減に対する金融サービスの役割を考察するものであり、当然のことであるが、マイクロファインナンス(MF)を念頭においている。 研究員はバングラデシュ生まれのDr.Tazul Islamである。まず7月に北海道における日本農業経済学会で研究成果を報告した。これは同学会の学会に掲載されている。 続いて8月には、前年度の調査を踏まえ、バングラデシュでのMFの詳細な調査を行った。いくつかのNGOが行っている先進的MF事業の概要把握、キーパーソンとのインタビュー、およびコミラ県、チッタゴン県およびボズラ県で120戸の詳細聞き取り調査が、その中身である。調査項目はMFに関するものが中心であり、MFが貧困者にどこまで届いているかというoutreachの側面と、貧困削減に対するマイクロファイナンスの効果の2側面を明らかにすることを念頭に置いている。両側面はトレードオフの関係にあるといわれるが、本研究では両者の間に共鳴関係があるという仮説を念頭に置いて、調査が設計されている。 調査のとりまとめはなお継続中であるが、その一部はすでに執筆済みであり、成果はMicrofinance and Povertyという本として2006年中に出版される予定である(出版社はAshgate Publishing, UK)。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)