制御工学に独立成分分析を導入し数理的検討を加えて、システム同定や適応制御の新しい手法を開発する。
Project/Area Number |
04F04809
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Control engineering
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Host Researcher |
杉本 謙二 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授
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Foreign Research Fellow |
EVEN J.J. 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 外国人特別研究員
JANI Even 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 独立成分分析 / システム同定 / 信号処理 / ブラインド分離 / 統計 / フィルタ |
Research Abstract |
今年度は次のような課題に取り組んだ。 1.前年度までに行った基礎固めを踏まえ、ブライドシステム同定の手法を制御工学における種々の実用問題に適用する。特に非線形歪や非最小位相系への応用には大きな困難を伴うため、これを解決する方策に取り組んだ。非線形歪については特有の工夫を編み出し、シミュレーションで有効性を確認するまでになったが、非最小位相系についてはごく簡単な場合のみ解決できた。これらは理論的な研究である。 2.制御工学でしばしば問題になる外乱の分離問題に取り組み、一定の結果を見た。これは当研究室の他のメンバとの交流によるものであり、Jani Even博士を受け入れた大きな成果の一つと考えている。シミュレーションによって有効性を確認した。 3.昨年度からの重要な課題であった相対次数のブラインド推定は、シミュレーションには成功したものの証明が完成しなかった。そのため、適応制御への発展も今年度には十分な進展には至らなかった。これらについては今後の課題である。 研究期間の終りが近づいたので、これらの成果をまとめ、国際会議や国内学会にて発表することに勤めた。雑誌に投稿中の一本はまだ査読中であるが、もう1本は英国の学会誌に掲載が決まった。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)