都市化地域の地下施設の経常的安全性確保のための総合評価プログラムの開発
Project/Area Number |
04F04817
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Natural disaster science
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Research Institution | The University of Tokyo |
Host Researcher |
目黒 公郎 東京大学, 生産技術研究所, 教授
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Foreign Research Fellow |
BOBYLEV Nikolai Gennadievich 東京大学, 生産技術研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 地下施設 / 都市化地域 / 巨大都市 / 持続性可能性 / 環境安全 / 戦略的環境評価法 / 持続可能性 / 環境保全 |
Research Abstract |
世界の高人口密度の大都市の環境問題は深刻さを増している。限られた土地と天然資源を有効活用し、持続的に環境を保持し、質の高い生活を確保できる都市空間を整備していくことの重要性は非常に高い。この問題を解決するひとつの手段として、地下空間の有効活用が考えられる。そこで本研究では、世界の主要都市の都市化地域の地下のインフラ(UUI : Urban Underground Infrastructure)の調査と検証によって、将来の都市開発に有益な方向性を見出すことを目的としている。これにより、過去の失敗を是正し、持続可能で安全な都市計画に貢献できると考えられる。 上で述べたように、本研究では都市化地域の地下のインフラの調査と検証を行うが、その手法には戦略的環境評価法(SEA : Strategic Environmental Assessment)を用いる。SEAを使って、地下施設のパフォーマンス、開発傾向、多重性危機に対する脆弱性、安全性の問題点を探る。SEAは環境アセスメント分野において、国際的に注目されている比較的新しい研究手法である。最終的には、SEAによって得られた各種のパラメータを総合的に評価して意思決定(Decision Making)するが、この手法には、多評価基準意思決定法(MCDM : Multi criteria decision making)を用いた。 具体的には、上で述べたような研究方法で、以下のa)からd)の検討を行った。 a)巨大都市の地下空間利用、特に先進国と発展途上国におけるインフラ整備の多様性と特異性の調査と学際的基準の構築、 b)関係国際機関〔国連、世銀〕などの、都市化地域の地下施設に関する関心、遂行中のプロジェクトの検証、 c)いくつかの巨大都市の地下インフラ(UUI)のアセスメント、d)UUIの持続可能性についての調査。 これらの結果をMCDMを用いて評価した結果、今後の都市化地域の地下インフラ(UUI)の整備に関して、「都市化地域のインフラの持続可能性を考える際に注目すべき点」をまとめることができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)