新疆ウイグル自治区を中心とする中国・中亜イスラム教地域間国際連結計量経済モデル
Project/Area Number |
04J00513
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Economic statistics
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Research Institution | Kyoto University |
Research Fellow |
雪合来堤 馬合木堤 (2005) 京都大学, 経済学研究科, 特別研究員(DC2)
雪合来提 馬合木提 (2004) 京都大学, 経済学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 国際連結モデル / 貿易リンク / 上海協力機構 / 中国新疆自治区 / 新疆ウイグル自治区 / DPG分析 / 発展要因 / 多地域間産業連関表 / グラビテイモデル / 波及効果 / 中央アジア / マクロモデル |
Research Abstract |
我々は、中亜モデル(『調査と研究』第30号)において、中国本土、新疆、カザフスタン、キルギスタンの4地域・国間国際連結計量経済モデルを作成しているが、その中亜モデルの第二次版モデルとしてロシア、タジキスタン及びウズベキスタンをも内生化し、上海協力機構(Shanghai Cooperation Organization, SCO)加盟国の全てが内生化された"上海シックス+新疆自治区モデル(SCO+X)"(7地域・国)を作成し、その構造とシミュレーション結果を示すことを課題とし、(1)中国がいかに上海協力機構を通じて影響力を西の方へと拡大しているのか、(2)中国新疆自治区がいかに中央アジア諸国との経済交流を深め、中国の西方向け対外開放の中でどのような役割を持つのかを確かめることを目的とするドクター論文をまとめた。 論文は次のような構成となっている。即ち、序章では、先行研究が紹介され、我々のモデルはケインジャンタイプの"貿易リンクモデル"であることが示された。第一章では、SCO+X国際連結モデルに求められる特徴について述べた。第二章では、SCO+X連結モデル作成の基礎となるデータの収集、推計方法及び諸データの特徴について論じた。第三章では、諸国・自治区別マクロモデルの基本構造と推計結果の特徴について分析を行い、第四章では、第三章で紹介した諸国・自治区マクロモデルをリンクする際に各国モデル間のインターフェースの役割を果たす貿易リンクモデルを紹介した。最後に、第五章においては、以上にして作成されたモデルを使った2010年までの中短期予測結果を示し、諸国・自治区による財政政策、中国中央政府による新疆自治区への西部大開発政策及び上海シックス諸国への援助政策、ロシアによる中央アジア諸国への援助政策と中国中央政府によるそれとの比較、人民元切り上げの効果など現段階で可能ないくつかの政策シミュレーション分析を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)