Project/Area Number |
04J00625
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Condensed matter physics 1
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Research Institution | Kyoto University |
Research Fellow |
西田 大輔 京都大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ガンマ線 / 天体 / 宇宙線加速 / 高エネルギーガンマ線 / CANGAROO / ステレオ観測 / カニ星雲 / SN1006 |
Research Abstract |
CANGAROO望遠鏡を使い2004年5月に超新星残骸SN1006を観測した。この天体は非熱的な電子が放出するX線を日本の天文衛星あすかが発見しており、高エネルギーの電子が起こす逆インバースコンプトン散乱によりガンマ線の検出が予想された。観測したデータを解析した結果、現在のCANGAROO望遠鏡では有意に検出はできなかった。検出できなかったので、上限値を求めこれを2005年夏インドで行われた宇宙線国際会議でグループの結果として発表された。 またCANGAROO望遠鏡を使い、超新星残骸RXJ1713.7-3946の観測を2005年5月に行なった。2004年12月に新しいステレオ観測用のトリガーシステムを導入した。これにともない既存のデータベース構築プログラムのヴァージョンアップをする必要があり、それを精力的に行った。この新しいプログラムを使い、2005年5月に観測したデータを解析した。古いステレオトリガーシステムの時にバックグランドとして、大気ミューオンのデータが天体ガンマ線と区別が難しくシグナル/ノイズの比率を悪くしていたが、新しいステレオトリガーシステムのデータにおいては大気ミューオンのデータを検出しないようになっていることを確かめた。 これらの天体の解析プログラムは汎用性をもつように開発を行い、同じ研究グループのメンバーも使っている。解析プログラムの共通化を行ったため、個人が解析プログラムの作成をする必要がなくなったため、解析時間の短縮とバグによる解析ミスがなくなった。
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