免疫グロブリンクラススイッチ及び体細胞高頻度突然変異の分子機構の解析
Project/Area Number |
04J00918
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
|
Research Institution | Kyoto University |
Research Fellow |
伊藤 聡美 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2004 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | AID / クラススイッチ組換え / 体細胞高頻度突然変異 / UV照射 / 蛋白質合成 / ウラシルDNAグリコシレース |
Research Abstract |
Activation induced cytidine deaminase(AID)はクラススイッチ組換え(class switch recombination ; CSR)及び体細胞高頻度突然変異(Somatic hypermutation ; SHM)活性に必須のcytidine deaminaseであるが、AIDがどのように2つの機構を制御しているかは未だ明らかにはされていない。 これまでの研究により明らかにされたこととして、AIDのC末の変異でCSRのみを欠損したミュータントがあること、またはN末の変異でSHMのみを欠損したミュータントがあることから、C末にCSR特異的なコファクター、N末にSHM特異的なコファクターが結合することによりそれぞれの活性を誘導することが示唆されている。(Van T. et al. Nat.Immunol.Vol.4, no.9(2003), Shinkura R. et al. Nat.Immunol.Vol.5, no.7(2004)) そこでこれらの領域に結合する未知の分子を探索する方法として、UV照射により共有結合を形成する人工的なアミノ酸を目的のタンパク質に導入することによるタンパク質間相互作用解析技術(Hino N. et al. Nat.Methods Vol.2, no.3(2005))を用いた。具体的にはCSR活性のみを欠くミュータントのC末変異部位近傍に人工的アミノ酸、パラベンゾイルフェニルアラニンを導入、UV照射後に免疫沈降を行い、UV照射特異的に得られるタンパク質を質量分析にて同定を行う計画であり、現在は特異性のある、かつ回収率の良い免疫沈降の条件検討を進めている。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)