事故・故障時にパイロットの操縦を支援する飛行制御系の構築
Project/Area Number |
04J01398
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Aerospace engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 恵理 東京大学, 大学院工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | パイロット / 自動操縦 / 協調制御 / HACM architectecture / エラートレラント / ヒューマンエラー / 航空管制 / 航空機事故 / HACM architecture / PIO / カルマンフィルタ / 操縦分析 / ニューラルネットワーク / フィードフォワード / フィードバック / 内部モデル / 非線形モデル |
Research Abstract |
研究結果をまとめると共に、研究成果の広い社会還元を目指した。これまでに提案したHACM architectureをシステムとして完成させ、それがどのように航空安全の確保に役立つのか明示した。具体的には、過去にパイロットのヒューマンエラーによって引き起こされた航空機事故(平成14年10月21日・浜松市海上で起きた日本航空B747の航空機事故)を再現し、HACM architectureを組み込んだフライトマネージメントシステムを開発することによって航空機事故を防止できることをシミュレーションと実験により検証した。 また、平成18年10月から平成19年3月までの6ヶ月間、フランスのパリ郊外にあるEUROCONTROL EXPERIMENTAL CENTREにて研究を実施した。EUROCONTROL EXPERIMENTAL CENTREは、ヨーロッパの航空管制システムを統括している研究開発機構であり、次世代管制システムの実現に向けて、これまでに筆者が提案した人間と自動化の協調制御システムの適用を検討した。欧米では20年後をめどに航空管制システムの大改革を目指し、研究開発が現在進行中である。欧州では、筆者の留学先であるEUROCONTROL EXPERIMENTAL CENTREが主導で研究開発を実施しており、現地での状況を把握して日本の研究機関に情報に提供した。EUROCONTROLで実施した研究結果報告書はユーロコントロールの出版物としてウェブ上で公開されることが決定している。
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)