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内分泌攪乱化学物質による魚類生体防御機能への影響

Research Project

Project/Area Number 04J01475
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field General fisheries
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

綿貫 泰亘  宮崎大学, 農学部, 特別研究員(PD)

Project Period (FY) 2004 – 2006
Project Status Completed (Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords内分泌撹乱化学物質 / コイ / サイトカイン / 内分泌攪乱化学物質 / 魚類生体防御
Research Abstract

コイの頭腎組織に内分泌撹乱化学物質を暴露させ、サイトカイン遺伝子の発現量の変化について半定量解析を用いて計時的な変化を確認した。
コイ頭腎組織をin vitroで内分泌撹乱化学物質であるジ-n-ブチルフタレート(DBP)またはフタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)でそれぞれ10nMの濃度にて1,8,24時間処理した。その後、ISOGEN(NipponGene, Japan)を加え、RNA抽出までの間、-80℃に保存した。明らかになっているコイのcDNA塩基配列より、β-アクチン、インターロイキン(IL)-1β、IL-10に対して特異的なプライマーを作製し、PCRに用いた。
コイから摘出した頭腎組織をホモジナイズし、Total RNA抽出した。このTotal RNAをテンプレートに、ReverTra Dashを用いてRT一PCRを行った。RT-PCRを行ったのち、β-アクチンは25サイクル、サイトカイン遺伝子は、30サイクルでそれぞれを特異的なプライマーを用いてPCRを行った。
PCR終了後、2%アガロースゲルにて電気泳動を行った後、デジタル撮影によりバンドをTIFF画像ファイルとして保存した。保存したファイルを定量化し、サイトカイン遺伝子/β-アクチンの比を求めグラフを作製した。
DBPを暴露させたコイ頭腎組織での、IL-1β遺伝子の発現量は24時間後に最大の発現量を示した。また、IL-10遺伝子の発現量は、8時間後まで減少し、24時間後には、0時間の発現量まで回復した。
DEHPを暴露させたコイ頭腎組織での、IL-1β遺伝子の発現量は、8時間後まで上昇し、24時間後には、0時間の発現量まで減少した。また、IL-10遺伝子の発現量は、24時間後に減少した。
これらの事実は、内分泌撹乱化学物質が炎症性または抗炎症性サイトカイン遺伝子の発現に影響を及ぼし、その結果、疾病等に対する抵抗力の低下を招く可能性を示唆している。
以上の結果から、魚類の免疫系と内分泌撹乱化学物質には、密接な係わりがあることが証明された。

Report

(3 results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2024-03-26  

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