Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
今年度始めから,修正加筆をおこなっていたレヴュー論文「ダイナミックタッチの研究の現状と今後の課題」を再投稿し,認知心理学研究誌に掲載した(清水,2005)。これによって,ダイナミックタッチ研究が抱えている課題のひとつである発達的研究の必要性,及び,精神物理モデリングの再考が促された。 また,Perceptual and Motor Skills誌へ投稿中であった論文「Detection of invariants by haptic touch across age groups : rod-length perception」における分析モデルに変更を加え,従来の慣性テンソルモデルの独立変数である最小固有値の代わりに静止モーメントを採用した。論文執筆にあたっては,Toulouse大学の則松宏子氏にアドバイスを受け,掲載に至った(Shimizu & Norimatsu,2005)。 以上,これまでの実験結果から剛体を知覚対象としたダイナミックタッチについて,不変項の検知可能性が経時的に変化することが示された。現在,知覚対象となる実験材料を剛体から液体へと代えて実験を新規に計画し,データの収集をおこなっている。被験者の探索運動を中心に分析をおこない,結果を海外誌に投稿予定である。
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