Project/Area Number |
04J02361
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biological pharmacy
|
Research Institution | Kobe Pharmaceutical University |
Research Fellow |
宇山 徹 神戸薬科大学, 薬学部, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2004 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | コンドロイチン硫酸 / 重合反応 / chondroitin synthase-2 / chondroitin synthase-1 / chondroitin polymerizing factor / 糖転移酵素 / プロテオグリカン / タンパク質相互作用 |
Research Abstract |
コンドロイチン硫酸(CS)は細胞表面や細胞外マトリックスに存在する糖鎖で、様々な生理機能を果たしていると考えられている。最近の研究から、CSの生理機能は徐々に明らかになってきたが、CSがどの様に合成されるかといったCS合成機構は不明であった。我々は、今までにCS生合成に関与する数種類の糖転移酵素を明らかにしてきたが、どの糖転移酵素がCS生合成を制御しているかは明らかになっていない。そこで我々は、CSが欠損した細胞株としてgro2C細胞から変異源処理によって単離されたsog9細胞で変異を起こしている遺伝子を特定する事で、CS生合成を制御する因子を明らかする事を試みた。Sog9細胞でのCSを調べた結果、今までの報告とは異なり、sog9細胞はCSを合成している事が明らかになった。しかしながら、そのCSの構造や合成量は、sog9細胞の親細胞株であるgro2C細胞とは大きく異なっていた。これより、sog9細胞で変異した遺伝子産物は、CS生合成に関与する分子であり、CSの構造を制御している可能性が示唆された(投稿中)。RT-PCRの結果、CSの硫酸化修飾に関与する硫酸基転移酵素がsog9細胞で発現していない事が明らかになった。さらに、この硫酸基転移酵素をsog9細胞で発現させた結果、gro2C細胞と類似したCSを合成する事が可能になった。以上の事から、sog9細胞ではCSを硫酸化修飾する硫酸基転移酵素の発現に異常を来しており、この硫酸基転移酵素がCSの硫酸化構造のみならず、CSの合成量をも制御している可能性が示唆された。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)