ラテンアメリカ周縁農村へのグローバリゼーションの影響と村落再編に関する研究
Project/Area Number |
04J02389
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Agro-economics
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
中田 英樹 近畿大学, 農学部, 特別研究員PD
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | マヤ系先住民 / 閉鎖的伝統共同体 / 参与観察 / 開発経済学 / モラル・エコノミー論 / 移動貧困農民 / 重点地域研究 / 反乱鎮圧 / 民族紛争 / 先住民抑制 / 文化相対主義 / グローバリゼーション / マヤ系先住民文化 / 先住民問題 / 内戦(における民族虐殺) |
Research Abstract |
アメリカ合衆国シカゴ大学の人類学者、ソル・タックスおよびロバート・レッドフィールドを筆頭とするチームが、1930年代頃、中米グァテマラ山岳地帯に暮らすマヤ系先住民族の村落を調査した。これは、米国現代人類学史上おそらく初めての参与観察法による重点地域研究であった。ここで収集されたデータおよびこれらデータから作り上げられた論理は、その後の開発経済学や新従属論などに多大な影響を及ぼすこととなる。中田はとりわけ、このチームによる中西部アティトラン湖湖畔村落の調査に注目、村での老人からの聞き取りや、国立公文書館での歴史資料の収集、そしてとりわけシカゴ大学スペシャル・コレクションに所蔵されている調査時に交わされた膨大な往復書簡の閲覧などからこの調査をトレースし、この調査がどのように行われ、どのようなプロセスを経て後年に影響を及ぼす諸理論となったのかを研究した。具体的には、現地調査が成立するための必要条件として、彼らが現地エリートを調査媒介者として利用したことに注目した。ちなみに現時点では立証までには至っていないが、この際の媒介者が、後年のグァテマラにおける先住民研究の「ひな形」となり、後年のグァテマラ内戦においては、政府・国軍の反乱鎮圧のマニュアル作成および、左翼ゲリラ側の大義名分の下絵となったと考えられる。 以上獲得された知見は、日本語で近々に公刊される(人文書院)とともに、グァテマラ現地でのスペイン語での単著として発表する(AVANCSO:グァテマラ社会科学振興協会)ことになっている。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)