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血管・リンパ管形成と造血の分子クロストークにおけるニューロピリンの機能制御の解明

Research Project

Project/Area Number 04J02530
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

山田 賢裕  金沢大学, がん研究所, 助手

Project Period (FY) 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords血管新生 / ニューロピリン / 血管内皮細胞 / 造血細胞
Research Abstract

我々は、組織の再生に必須である機能的且つ組織特異的血管再生を実現するためのポイントが、胎生期の血管・リンパ管形成機構の解明にあると考え、その制御因子として、血液細胞に注目して研究を進めた。その中でも特に、血管内皮及び血球に発現している。
NP-1-VEGFR-2システム、リンパ管内皮に発現しているNP-2-VEGFR-3システムが重要で且つユニークな働き持つことを突き止め、NPを介した血管・リンパ管形成及び制御を明らかにすることを試みた。まず、組織構築に対する血管形成及びリンパ管形成の相互関係を明らかにするためNP-1及びNP-2を特異的に認識するモノクローナル抗体の作成を行った。現在までに、NP-1抗体の作成は終了し、免疫染色、FACS(フローサイトメトリー)が可能であることを確認している。NP-1の成体における発現パターンは今まで明らかとされてこなかったが、我々の今までの検討から、血管系では内皮細胞以外に平滑筋細胞にも発現していることが明らかとなった。また、ヒトの組織における検討から、皮膚や胃や小腸などの消化管においては静脈内皮細胞に比し、動脈内皮細胞にNP-1の発現が高いが、肺の血管においては動脈・静脈であまり発現レベルに差がないことが明らかとなった。このことは、我々が目指す組織特異的血管形成の構築においてNP-1の発現レベルの調節が有用である可能性を示唆している。また、FACSを用いた解析から、NP-1陽性細胞は血管内皮前駆細胞ばかりではなく平滑筋前駆細胞にも発現していることが強く示唆される結果も得られている。VEGFR-2を含めた種々の内皮細胞特異的なマーカーと組み合わせることで、NP-1陽性細胞の性質をより詳細に検討できると考えられる。また、NP-1及びNP-2の可溶性タンパクが血管・リンパ管形成をどのように制御するかをin vitroにて検討するため、リンパ節器官培養系を立ち上げることを試み、その培養系の確立に成功した。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Book (1 results)

  • [Book] 血管研究がわかる2004

    • Author(s)
      山田 賢裕
    • Total Pages
      131
    • Publisher
      羊土社
    • Related Report
      2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2024-03-26  

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