Project/Area Number |
04J03337
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | Tohoku University |
Research Fellow |
遠藤 光晴 東北大学, 大学院生命科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | MAG / Nogo / LIMキナーゼ / コフィリン / アクチン細胞骨格 / 軸索再生 |
Research Abstract |
中枢神経系における神経再生阻害分子であるnogoおよびMyelin associated glycoprotein (MAG)は小脳顆粒細胞の神経突起伸長を阻害する。ラット小脳顆粒細胞において、MAGの刺激は、細胞内のLIMキナーゼ1(LIMK1)の活性上昇を引き起こしたが、Nogoで刺激した場合においてもLIMK1の活性に影響するかを検討したところ、刺激後15分でLIMK1の活性が約1.3倍まで上昇することがわかった。従って、MAG、NogoともLIMK1の活性化を引き起こすことが示された。一方、LIMKの基質であるコフィリンについて、MAGおよびNogo刺激によるリン酸化レベルの変化を測定した。その結果、コフィリンリン酸化レベルの低下が認められた。従って、MAG, Nogo刺激によって、LIMK1だけでなくホスファターゼであるSlingshot (SSH)も活性化している可能性が示唆された。 LIMKとSSHの関与について検討するため、発現抑制効果のあるラットLIMK1,LIMK2,SSH1,SSH2のRNAiプラスミドを作成した。小脳顆粒細胞に対して、エレクトロポレーションにより、RNAiプラスミドを導入することができた。 MAGの神経突起伸長阻害作用を検討するため、MAGを安定に発現するCHO細胞株を作成した。このCHO細胞上で小脳顆粒細胞を培養することで、MAGによる神経突起伸長阻害が認められた。
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