Project/Area Number |
04J03758
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Research Fellow |
杉山 弘晃 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | レプトンフレーバー混合 / ニュートリノ |
Research Abstract |
将来に計画されている長基線ニュートリノ振動実験では、振動パラメーターの決定に関して縮退問題という解の多重性が指摘されている。この問題の解決はレプトンフレーバー混合行列要素の決定において不可欠なものである。この問題の内で特に2-3混合角の選別可能性を、原子炉ニュートリノ振動実験と長基線ニュートリノ振動実験(特に日本で計画中のT2K実験)を組み合わせた場合について詳細に解析した。 また、将来の長基線ニュートリノ振動実験は、未決定である混合角やCPの破れの位相等の小さな効果の観測を目指すため非常に精密な実験となる。このような精密実験においては、新物理の効果すら現れるかもしれないと期待することもできる。そこで、特にニュートリノの伝版中における物質との新相互作用を考慮し、その効果がどの程度現われうるかを解析した。その結果、運のよい場合には、現在すでにアメリカで行なわれているMINOS実験においてさえも新物理効果が現われうるという興味深い結果が得られた。(論文投稿中) 将来実験としては、長基線振動実験だけでなく原子炉ニュートリノ振動実験も非常に重要なものであると思われる。現在各国で計画が進行中であるが、その中で日本のKASKA実験のLetter of Intentの製作に協力した。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)