小型衛星を用いた、ガンマ線バーストのエネルギー転換と粒子加速の研究
Project/Area Number |
04J04282
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Condensed matter physics 1
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Research Fellow |
古徳 純一 東京工業大学, 国立天文台・太陽天体プラズマ研究部, 研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 小型衛星 / APD / Cute-1,7 / Cute-1.7 / ガンマ線バースト / サブペイロード |
Research Abstract |
本年度は、昨年度2月に打ち上げ、軌道投入には成功したものの、通信系に不具合が生じ、コマンドを受け付けなくなっているCute-1,7衛星の復旧作業と、原因究明のための追試験を行った。 Cute-1,7衛星が今年度3月以来、受け付ける可能性のあるコマンド、DTMFによる送信リセットと受信リセットのみであり、これらのコマンドの送信を行っているが、現段階で復旧は難しい状況となっている。 原因として、通信系マイコンの放射線損傷が考えられる。その生起確立の見積もりのために、大阪大学核物理研究センターのサイクロトロン施設を利用して、60MeVの陽子ビームを衛星の各部材に対して照射する試験を行った。その結果、通信系のマイコンがおよそ2ヶ月に一度の割合で、シングルイベントラッチアップ(SEL)の状態に陥り、しかも搭載の過電流防止回路では、検知できないということがわかった。 これらの試験の結果を受けて、SEL発生時に電流を遮断できるようにするとともに、発生電力量を強化したCute-1,7衛星2号機の開発もスタートさせた。2号機は、現在のところ、今年夏にインドから打ち上げ予定になっている。打ち上げに向けて、APDモジュールの製作、試験をおこなった。 また、今年度も昨年度に引き続き、日本のガンマ線バースト監視衛星HETE-IIの運用に貢献した。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Recent progress of avalanche photodiodes in high-resolution X-rays and γ-rays detection2005
Author(s)
Kataoka J., Saito T., Kuramoto Y., Ikagawa T., Yatsu Y., Kotoku J., Arimoto M., Kawai N., Ishikawa Y., Kawabata N.
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Journal Title
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research Section A v.541, iss.1-2
Pages: 398-404
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