ホヤ幼生の中枢神経系で特異的に発現する遺伝子群の転写調節機構の比較解析
Project/Area Number |
04J05498
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
基礎ゲノム科学
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Research Institution | University of Hyogo |
Research Fellow |
吉田 麗子 兵庫県立大学(姫路工業大学), 大学院・生命理学研究科(理学研究科), 特別研究員DC2
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 遺伝子発現調節 / ホヤ / 神経特異的遺伝子 / 転写調節領域 / プロモーター解析 / シスエレメント / 発生生物学 / バイオインフォマティクス |
Research Abstract |
1.Ci-CRALBP遺伝子発現調節領域解析:カタユウレイボヤの視細胞を含む脳胞細胞と運動神経節で発現するCi-CRALBP遺伝子の転写調節領域を含む遺伝子上流領域を単離し、レポーター遺伝子としてGFPをつないだ融合遺伝子を作製した。さらに、上流領域を5'側から段階的に削ったdeletionシリーズや、部分的に欠失や置換を施したコンストラクトを作製し、それらをホヤ胚へ導入、発現解析を行った。その結果、開始コドンから-161/-151は、中枢神経系での遺伝子発現に必要であり、さらに、-161/-141にはectopicな遺伝子発現を押さえるようなシスエレメントが存在することが示唆された。 2.Ci-Gαi1遺伝子発現調節領域解析:カタユウレイボヤの様々なタイプの神経細胞で発現するCi-Gαi1遺伝子の転写調節領域を含む遺伝子上流領域を単離し、Ci-CRALBPと同様にGFPをつないだ融合遺伝子を作製、部分的に欠失や置換を施したコンストラクトを作製した。それらをホヤ胚へ導入し、発現解析を行った。その結果、-3176/-3146は中枢神経系での遺伝子発現に必要であり、-3395/-3295には脳胞での遺伝子発現を活性化するような配列が含まれることがわかった。さらに、近縁種であるユウレイボヤのGαi1遺伝子であるCs-Gαi1とのゲノム配列比較(VISTA解析)により見つかった、-3176/-3090の共通配列は、中枢神経系での遺伝子発現を誘導することが出来た。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)