誰にとっての組織的公平か?:集合的公平知覚の概念化と多水準モデルの検証
Project/Area Number |
04J07478
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Business administration
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
林 洋一郎 慶應義塾大学, 経営管理研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 組織的公平 / 社会的公正 / 集合的公正知覚 / シナリオ実験 / 手続き的公正 / 対人的公正 / 多水準モデル / 集合的公平 / チーム |
Research Abstract |
第1に、本年の6月に、Society for Industrial and Organizational Psychology(SIOP)という国際学会において、"The Multifoci Social Exchange Model of Justice : A Japanese Investigation"というタイトルで個人と組織の結びつきを社会的交換理論の観点から論じた。第2に、本年の11月に、日本経営行動科学学会において、「総合的ワークストレス測定ツール開発の試み」というタイトルでストレス尺度の妥当性を項目反応理論の観点から検討するとともに、ストレス反応と組織的公平感との関連を検討した。第3に、本年の9月にThe Japanese Journal of Administrative Scienceという雑誌にて、"Collective Justice Perceptions in Group-Oriented Cultures : Proposal of a New Construct"というタイトルの論文を発表した。これは、集合的公正知覚の概念化について理論的そして方法論的観点から展望したものである。第4に、来年の2月に、社会心理学研究という雑誌において、"社会的公正研究の展望:4つのリサーチ・パースペクティブに注目して"というタイトルの論文が掲載される予定である。これは、心理学における社会的公正研究を公正要因、公正効果、公正動機、公正関心という4つのパースペクティブから検討したものである。第5に、集合的公正知覚のシナリオ実験を実施し、534人からデータを得た。分析の結果は、集合的公正知覚は、個人的公正知覚と同様に組織コミットメント、職務満足感、組織シチズンシップ行動といったアウトカム変数に影響を及ぼすことが見出された。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)