Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
微生物腐食事例をもとに、実験室での再現実験により、原因微生物種を特定し、いくつかの金属における微生物腐食の発生因子の解明を行った。特に、金属材料表面に好気性細菌が形成するバイオフィルムが腐食発生に及ぼす影響について検討をおこなった。微生物腐食の原因微生物を対象に、材料学、微生物学的見地から腐食誘発因子を検討し、腐食発生部位のコントロール、腐食速度の向上に関する検討を行った。これより、バイオフィルムを微生物の生化学的反応層とする微生物を利用した加工プロセスの可能性を示した。様々な純金属、合金の微生物への影響を評価した。金属イオンの環境への溶出挙動、金属表面での微生物の生死挙動、金属の微生物細胞への影響について、イオン分析結果、TEM観察結果等をもとにした検討を行った。微生物腐食の発生因子である微生物の付着挙動に対する、金属の材料学的因子の影響について検討を行った。粒界性格、材料の毒性、粒界径等が微生物の付着挙動に及ぼす影響について検討を行った。強ひずみ加工プロセス(ARB法)により超微細粒組織を作成し、ミクロ組織と微生物の付着特性についても検討した。光触媒材料の代表である酸化チタンの溶射法による皮膜創製プロセスの開発を行い、微生物の殺菌挙動等の性能から、微生物制御の可能性を評価した。パルスレーザーを光源としたプラズマ紫外光を利用した殺菌方法、光ファイバーを使った微小空間の微生物の生死領域の制御方法に関する検討を行った。腐食モニタリング模擬試験環境を使用し、電気化学的観点から、微生物腐食の誘発因子の影響を評価するための研究を行った。特に、バイオフィルムモニタリングシステムを導入した実験系を構築し、生物学的因子が金属の腐食に及ぼす影響についても検討を行った。
All 2007 2006 2005 2004 Other
All Journal Article (13 results) Patent(Industrial Property Rights) (1 results)
鉄と鋼 93,1
Pages: 57-65
110005716753
鉄と鋼 92,4
Pages: 42-47
Pages: 48-54
110004705350
Pages: 55-62
Japanese Journal of Applied Physics 45,8A
Pages: 6537-6538
鉄と鋼 92.4
Solid state plasma 107
Pages: 99-102
高温学会誌 31・3(掲載予定)
溶接学会論文集 22・3
Pages: 443-450
110003422446
粉体工学会誌 41・7
Pages: 33-38
10013307693
International Biodegradation and deteriolation (accepted)