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細胞内での相同組換え反応、1分子反応の解析

Research Project

Project/Area Number 04J08153
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Molecular biology
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

宮崎 敏子  大阪大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords相同組換え / DNA修復 / 結合極性
Research Abstract

Rad51、Rad52は相同組換え反応の中心的な役割を担う蛋白質である。生体内においてDSBが修復される際、これらの組換え蛋白質が「反応の場(DSB)」においてどのような挙動を示すのかについて調べるため、出芽酵母のMAT遺伝子座をGFPで標識した。MAT遺伝子座へのDSB導入が制御可能な株を用い、GFPを指標にして解析することで、1つのDSB部位でおこるイベントを追うことができる。DSB修復時の組換え蛋白質の結合、解離、を蛍光抗体染色で調べ、DNAレベルの中間体形成のタイミングと比較した。その結果、相同組換え反応時にRad52が少なくとも3つのステップ-Rad51フィラメント形成前、フィラメント上、フィラメント解離後-で機能していることが分かった。
さらに、この系を用いて、抗Rad51,Rad52抗体を用いたクロマチン免疫沈降法を行ったところ、DSBの両端でこれらの因子の分布が異なる事が示唆される結果が得られた。因子の分布の非対称性は非常に興味深く、現在はこの極性が何に起因するのかを検証している最中である。非対称分布のメカニズムが明らかにする事は、体細胞分裂のみならずさらに多くの因子の介在する減数分裂期の制御機構を解く鍵になる可能性があり、非常に重要な仕事であると考えている。
また、このGFP標識系を用い{チェックポイント因子として知られるMec3とDdc2について1つのDSB上での挙動を調べた。出芽酵母ではDSB1つでチェックポイントが活性化することはないため、この系を用いれば、組換え反応に寄与するMec3、Ddc2の挙動が解析できると期待した。間接蛍光抗体法の結果からMec3とDdc2の結合、解離のキネティックスが異なる事が示され、クロマチン免疫沈降法の結果からはこれらの因子の分布にも極性がある事が示唆された。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] In vivo assembly and disassembly of Rad51 and Rad52 complexes during double strand break repair2004

    • Author(s)
      Toshiko Miyazaki
    • Journal Title

      THE EMBO JOURNAL 23

      Pages: 939-949

    • Related Report
      2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2024-03-26  

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