Project/Area Number |
04J08195
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
|
Research Institution | Osaka University |
Research Fellow |
星野 崇 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2004 – 2005
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | ネクチン / アファデイン / カドヘリン |
Research Abstract |
細胞間接着は、細胞同士の接着にとどまらず、細胞の分化、増殖、形態変化等に必須の役割を果たしている。上皮細胞間接着は主にタイトジャンクション、アドヘレンスジャンクション(AJ)からなっている。AJではカドヘリン-カテニン系が必須の接着機構として機能しているが、私共は、AJにおけるもう一つの接着機構としてネクチン-アファディン系を見出している。ネクチンは免疫グロブリンスーパーファミリーに属する接着分子で、細胞内裏打ち蛋白質アファディンを介してアクチン細胞骨格系と連結し、カドヘリン-カテニン系と相互作用している。本年度の研究においてネクチンによる遺伝子発現の制御機構について以下の結果を得た。 1.上皮細胞においてトランス結合をしていないネクチンが、カドヘリンのトランス結合によるRacへのシグナル伝達を抑制していること、またネクチンのトランス結合によりその抑制が解除されることを明らかにした。 2.ネクチンのトランス結合によるCdc42の活性化は、c-SrcおよびCdc42-GEF FRGを介していることを明らかにした。 3.トランス結合したネクチンは、アファディン、p120ctnおよびRap1依存的に細胞膜上でE-カドヘリンを安定化させ、E-カドヘリンの細胞内へのエンドサイトーシスを抑制していることを明らかにした(論文revise中)。 以上のように、本研究は当初の計画以上の成果が得られ、成功したと考えられる。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)