電信・電話技術と労働のジェンダー化をめぐる歴史社会学-日本とドイツを事例にして-
Project/Area Number |
04J09626
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Research Fellow |
石井 香江 一橋大学, 大学院社会学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | IT / テクノロジー / ジェンダー / 日独比較 / IT(情報通信技術) / 電信・電話 / 職業・技術の歴史社会学 / ジェンダー化 / コミュニケーション技術 / 労働 / 技術革新 / 通信 / 国際比較 |
Research Abstract |
本年度は昨年度の課題として設定した、当該研究テーマにおける家族と職場の関係を今後解明していくことを念頭に、夏にドイツ・ベルリンにおいて史資料調査(ベルリンの連邦文書館及びベルリン州立図書館において、ドイツの家族と労働及び技術に関する社会学及び歴史学の二次文献の収集、近年の動向を知る手がかりとなる文献や雑誌を調査・検討した)を重点的に行った。 これと併せて、国内外の学会や研究会での発表、さらに論文の発表を積極的に進めることを通じて、本年度まで行なってきた国内外のインタビュー及び史資料調査の成果を、まとめ、公表した。特に今年は、去年北京で開催された国際科学史学会で共同発表した研究者たちと、フィリピン・マニラにおけるアジア歴史家会議で協働で研究報告を行い、そこで外国の研究者とも意見交換をした。また、日独フォーラムでは主催者として企画の立案から運営までに携わった。そこでは昨年同様、日本人のドイツ研究者のみならず、日本で学ぶドイツ人研究者と活発な意見交流をすることができた。昨年のフォーラムでの報告は、今年度日本とドイツで報告集が刊行された。 現在も博士論文執筆中に十分できなかったドイツ人に対する聞き取り調査を継続中で、1960年代にドイツのケルンで電信オペレーターをしていた1945年生まれのドイツ人女性に対しても追跡調査を行なっている。今後は以上のような研究蓄積をさらに整理し、これを学会で発表する他、リライトする作業に集中したい(今後その成果を日本語の単著というかたちで出版することを展望している)。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)