Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
採用3年度目である本年度は、学会発表および投稿論文の執筆と、博士論文執筆のための調査の実施をおもな研究活動とした。そして、実際に博士論文の執筆を開始した。学会発表としては、日本宗教学会第65回学術大会(2006年9月17日於東北大学)において、「ハワイ日系移民社会における日系新宗教の展開-20世紀前半における天理教の展開を事例に-」という題目で研究発表を行った。また、日本移民学会が開催したワークショップ(8月5日於津田塾大学)において、「日系コミュニティと世代をめぐる研究動向」という題目で、近年の移民研究の動向についての発表を行った。そのほか、各種研究会においても、研究発表やコメンテーターを行った。雑誌論文としては、単著で「第二次世界大戦後のハワイ日系仏教のアメリカ化とエスニック化」(『一橋研究』第31巻第3号、2006年)を発表した。国内における調査としては、2006年4月に奈良県天理市内にある天理教関連施設を見学したうえで、ハワイを中心とした天理教の海外布教についての文献調査および教団関係者へのインタビュー調査を実施した。そして、2007年2-3月には、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル市において、ハワイにおける日系宗教教団、特に天理教およびハワイ本派本願寺教団のハワイ布教の歴史について、ハワイ大学付属図書館や各教団の関連教会・寺院において文献調査およびインタビュー調査を行った。また、本研究課題を進めていくのに必要な図書や資料を複写および購入したほか、インタビュー調査における音声記録のために用いるICレコーダーや、これまで蓄積してきた研究資料を保存するための外付ハードディスクを購入した。
All 2006 2005
All Journal Article (3 results)
一橋研究 31・3
Pages: 37-51
110007621423
一橋論叢 第135号第2号
Pages: 279-298
110007642989
千葉大学日本文化論叢 第6号
Pages: 50-67
120007075613