Project/Area Number |
04J10044
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Geochemistry/Astrochemistry
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 正一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2004 – 2006
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 宇宙化学 / コンドライト / 初期太陽系 / 酸素同位体 |
Research Abstract |
初期太陽系の物質進化を明らかにするために、岩石学的考察酸素同位体変動、短寿命核種による相対年代による時間軸という三つの手法を融合し、研究を進めてきた。 初期太陽系の約46億年前に生まれた物質が隕石の中には極わずかであるが残っており、さまざまな初期太陽系の進化にとって革新的な情報を残している。 隕石を研究することでの最大の独創的な点は、現代の地球において手にとって研究することができることである。 英国自然史博物館の鉱物学科に海外渡航し,研究を行った。世界有数の博物館のコンドライト隕石について、走査電子顕微鏡とEPMAを用いて難揮発性包有物とコンドリュールといった太陽系最古の岩石について詳細な岩石学的記載を行った。それら包有物についてLA-ICP質量分析計を用いて希土類元素を測定し、起源を推定した。 これら研究成果をデンマークコペンハーゲンで開催のGoldschmidt conference meetingで発表した。 また、コンドライト隕石中の難揮発性包有物について酸素同位体を同位体顕微鏡(SIMS)を用いて測定し、これらの初期太陽系での形成環境が現在の地球の酸素同位体より約4%,^<16>Oに富む環境である事を明らかにした。 エジンバラ大学においてCameca 3f SIMSを用いたCAIのBe-B同位体測定、及びUCLA大学でLA-ICP-MSを用いた超高精度Al-Mg同位体分析により、相対年代及び初期太陽系におけるMg同位体分布について議論を進めてきた。主に分析手法の確立を目指し、研究を進めた。 以上により、国内を問わず海外の様々な海外研究機関にて研究を進めることで、国際的な学際研究を行うことができた。
|