日本型エコツーリズムに関する研究:京都府美山町の事例研究を通して
Project/Area Number |
04J10524
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cultural anthropology/Folklore
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
堂下 恵 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 観光 / 環境 / 地域振興 |
Research Abstract |
この研究は、日本の風土・文化に適した「日本型エコツーリズム」の在り方について検討し、エコツーリズムによる地域発展と環境保全の両立を探求することを目的として、観光と環境に関する文献調査とともに事例研究として京都府北桑田郡美山町で長期実地調査を行っている。 本年度は、実地調査に関しては、美山町に7月から9月に約70日間、12月から1月に約10日間それぞれ出張し、美山町立自然文化村の諸事業、在住者によるエコツアー、森林学校、木工教室、コンサート等、美山町の観光に関連する事業やイベント等に参加して参与観察を行った。加えて、美山町の生業や地域振興の経緯等を把握するため、農業や祭事、集落の会合にも参加し、また、観光振興に関わった町内の複数の住民や団体、さらには町内でツアーを実施している関西圏の旅行業者へのインタビューも実施した。また、観光客の意識を調査するため、美山町内でアンケートを利用した聞き込み調査を実施するとともに、美山町立自然文化村が企画するハイキングへの参加者を対象に郵送によるアンケート調査も行った。文献研究に関しては、所属大学院を中心にエコツーリズム、環境主義、景観の創造等に関する文献・資料を収集して研究し、また、美山町に滞在している間は美山町に関する文献・資料の収集を行った。 なお、これらの調査・研究の成果については、論文発表をすべく調査結果の分析と執筆を開始しており、本年度においては国内および香港の学会での口頭発表も実施した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)