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インドの教育および開発政策の分析-理論と実証-

Research Project

Project/Area Number 04J10579
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Applied economics
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

川崎 賢太郎  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特別研究員(DC2)

Project Period (FY) 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords人的資本 / 経済成長 / 農業 / CGE / 教育 / System GMM
Research Abstract

本年度はインド研究の前準備として、人的資本(教育)と経済成長の関係を、クロスカントリーデータを用いて農業・非農業別に分析した。
上半期は先行研究のサーベイおよび動学的CGEモデルの習得に取り組んだ。先行研究のサーベイの結果、人的資本の影響を農業・非農業別かつマクロレベルに分析した研究が存在しないことを確認すると同時に、計量分析手法についても学習した。セミナー(Ecomod, Summer School, "Advanced Techniques in General Equilibrium Modeling with GAMS"コース)はベルギーで1週間にわたって行われ、動学的CGEモデル、不完全競争CGEモデルや多地域CGEモデルなどについて授業と実際のコンピュータ実技を通して習得した。
下半期は上記を踏まえ、実際に分析を行った。計量分析の手法は、Dynamic Panel Dataなどに由来する内生性に対処するためSystem-GMMを用いることとした。計量分析の結果、人的資本が技術進歩率に与える効果は農業部門のほうが小さいこと、そしてこれを裏付けるかのように、労働やGDPで測った農業シェアの高さは人的資本の蓄積に負の影響を与えることがわかった。
次にこれら計量分析結果に基づき二地域動学的CGEモデルを作成し、シミュレーション分析を行った。その結果、農業教育・農業技術開発の促進などによって農業部門における人的資本の効果を高めることは、自国だけでなく外国にも大きな利益をもたらすことがわかり、途上国に対する農業技術支援の重要性を示唆した。
また計量分析からは、技術水準の収束性も農業のほうが小さいことがわかった。これは経済全体の収束スピードが部門構成によって変わりうることを示唆するが、シミュレーション分析の結果、その違いは微小なものであることがわかった。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2024-03-26  

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