Project/Area Number |
04J10693
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Geology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
RODRIGUEZ Jose Alexis Palmero 東京大学, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 惑星 / 火星 / 表面 / 地形 / 地下水 / 崩壊 / 永久凍土 / 地殻変動 / 永久凍土層 |
Research Abstract |
私の研究は火星の歴史とくに液体の水の関与した地形の形成がいつ、どの様に起きたのかに焦点を当てている。実際に解析を行ったのは火星の東部に位置するクライスと呼ばれる地域の周辺である。この地域は火星全体でも最もチャネル地形や崩壊地形の多い地域であり、その地形を理解することは、将来の火星探査計画や地球外生命の検出計画にも重要であると考えている。私は特に火星の地殻が地下水で飽和するようになる地質学的モデルを構築することを考えてきた。私のモデルによると、火星の上部地殻は水で飽和した堆積物で覆われていて、その厚さは1-6kmと推定される。この様な堆積物は火星の歴史の初期に堆積したものと思われる。そのころは、液体の水が火星表面で安定で、その侵食作用は今日の地球上の浸食作用と同じ程度に活発であったと考えられる。 この様な侵食地形の形成モデルに基づく地下水、地下氷の研究は、現在火星探査ミッションで行われつつある、レーダーによる火星の地表面のすぐ下に存在する地下水、地下氷の検出と相補的なものであり、レーダーによるデータの蓄積によってその妥当性が明らかになると期待される。
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