Project/Area Number |
04J11231
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Research Fellow |
妹尾 武治 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 自己運動知覚 / 運動視 / 身体動揺 / ヴェクション / ドーム面上スクリーン / バーチャルリアリティ / 運動信号 / 自己運動感覚 / 運動刺激 / 皮質下 |
Research Abstract |
本年度は、内発的な運動情報がいかにして外発的な身体動揺やヴェクション(自己運動感覚)の生起に影響を及ぼすかを検討した。実験を2006年度の冬に行い其の成果を夏のアジア視覚会議とVR心理研究会で発表し、高い評価を受けた。特に我が国のヴェクション研究者の大家とも言える九州大学伊藤教授、日本福祉大学中村教授らに高い評価を受け即刻論文にするようにすすめられた。現在その努力を行っている所である。 また、かねてから研究中であった皮質かのヴェクション生起メカニズムについて2006年5月に、VSSにおいて発表を行い、Atkinson, Braddickらに絶賛された。 これを契機に論文執筆に至ったが、2007年三月の段階でサブミットまでしかいたらなかったことは多いに残念である。しかし、この論文が発表されればヴェクション研究に多大な功績が残せたといえ、それは学術振興会様のおかげであると考えている。 さらに昨年より、ヴェクションにおいて地面の方が天井面に比べその誘因力が強いという事実を発見した。現在その実験をさらに発展させており、近い将来に論文化できると思われる。 既にこの成果は2007年の冬の視覚学会で発表し好評を博した。 またこの成果は今年度のECVPで発表することがすでに決まっている。 くわえて、つくばの小木哲朗氏と共同研究を進め、ドーム面上に刺激を投影した場合の心理実験の基礎をすこしずつ行っている。実際、球面ディスプレイが生じさせる奥行き感(出っ張り感)の視差による定量化を行い2007年冬の視覚学会で発表し幅広い意見を承ることが出来た。今後はドーム環境の中でバーチャル空間を移動しているときの臨場感を測定する手法を考案し、実験で臨場感の定量化を行いたいと思っている。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)