Project/Area Number |
04J11626
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | The University of Tokyo |
Research Fellow |
川上 達也 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 魚卵 / 種査定 / 浜名湖 / ミトコンドリアDNA / DNAデーターベース / DNAデータベース |
Research Abstract |
本年度は、浜名湖に生息する魚類の採集およびこれまでに採集した魚類のDNA解析と、浜名湖内の水流1の観測およびネットサンプリングによる浮遊性魚卵の採集をおこなった。 (1)本研究では、まず、浜名湖産魚類を網羅したDNAデータベースを作成することを目的とした。前年度に採集した魚類と本年度に採集した魚類、合わせて15目63科119種類に属する212個体を材料に、ミトコンドリアDNA(mtDNA)の16SrRNA領域の約1000塩基対の配列を決定した。その結果、新たに23種の魚類についてmtDNAの16SrRNA領域のシークエンスデータが得られた。 (2)2007年1月22日にAcoustic Doppler Current Profiler(ADCP)による浜名湖本湖内の表層流を観測した。その結果、湖内の東側では北向きの流れが卓越することが明らかとなった。 (3)2007年1月23日〜3月9日に浜名湖内に設けた6定点(水深2.2〜11.5m)において係留計を設置し、長期的な湖水の流れを観測した。その結果、湖口に近い定点では、潮汐に同期した流れが観測され、湖口部においては外海との水の行き来があると考えられた。また、湖中央部においては全体として反時計回りの流れがあることが明らかとなった。 (4)2007年3月9日にADCPによる海流観測と、浮遊性魚卵の採集を同時におこなった。ADCPによる観測結果は現在解析中である。浮遊性魚卵は湖内に設けた5定点で、目合い0.33mmのプランクトンネットを表層曳きし採集をおこなった。採集したネットサンプルはホルマリンサンプルとして保存した。このサンプルについても現在解析中である。 以上、平成18年度の研究結果から、湿地からのメタン放出量を適切に見積もるためには、噴出による大きなフラックスの変動をカバーする高頻度での観測を行う必要があること(特に気圧が低下局面にある悪天候時に観測を行うこと)、大きな放出が生じる融雪期にも観測を行う必要性があること、が明らかとなった。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)