Gタンパク質共役型オーファン受容体の脂質リガンド探索と機能解析
Project/Area Number |
04J11704
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Research Fellow |
野口 響子 東京大学, 大学院医学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | LPA / LPA_4 / GPR23 / p2y_9 / Gタンパク質共役型受容体 / オーファン受容体 / リゾホスファチジン酸 / 神経発生 / リゾボスファチジン酸 / Gタンパク質供役型受容体 / GPCR |
Research Abstract |
申請者は平成15年に、Gタンパク質供役型オーファン受容体の一つ、GPR23/p2y_9が、新規リゾホスファチジン酸受容体LPA_4であることを同定した。LPA_4の生体内での機能、とくに、他の3種類のリゾホスファチジン酸受容体LPA_1,LPA_2,LPA_3との機能分担を解明するために、下記の研究を行った。なお、本年度の研究のうち、「1.LPA_4の発現分布」については、米国スクリプス研究所分子生物学講座のJerold Chun博士のもとで行った。 1.LPA_4の発現分布 初年度の研究では、LPA_4mRNAの発現がマウス胎児脳(E12)で特に高く、その発現量は神経発生の進行に伴い急激に減少することを、ノザンブロットと定量的PCRによって示した。そこで本年度は、さらに詳細な発現分布を知るために、マウス胎児脳のin situハイブリダイゼーションを試みた。しかし、数種類のLPA_4プローブを用意して様々な実験条件を試したものの、胎児脳にLPA_4は検出されなかった。 2.LPA_4遺伝子欠損マウスの作製 昨年度は、C57BL/6由来の特殊なES細胞(新潟大学脳研究所で樹立)を使ってLPA_4遺伝子組換えES細胞を樹立し、その細胞株を使ってキメラマウスを作製した。本年度は、体外受精により、C57BL/6純系のLPA_4遺伝子欠損マウスを作製した。LPA_4遺伝子はX染色体上にあるので、雌のヘテロ欠損・ホモ欠損、雄の欠損マウスが得られた。いずれのマウスにおいても、現在のところ、発生や外観、行動、生殖能力などに明らかな異常は観察されていない。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)