新なんてん望遠鏡による観測システム及び解析システムの開発
Project/Area Number |
04J52552
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | Nagoya University |
Research Fellow |
笹子 宏史 名古屋大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 宇宙物理 / 電波天文学 / 天文 / ソフトウェア / 電波望遠鏡 / 観測ソフトウェア / 観測装置 / ミリ波・サブミリ波観測 / NANTEN2 / 天文観測 / 制御 / 解析 / ソフトウエア / 超伝導受信器 |
Research Abstract |
名古屋大学のNANTEN2電波望遠鏡のチリアタカマ高地への設置作業を進めてきた。特に望遠鏡性能に重要な(1)主鏡面誤差の測定、測定ソフトウェアの開発、(2)ポインティングエラーの測定、測定ソフトウェア(3)望遠鏡能率の測定、測定ソフトウェアの開発を行った。また、昨年度までのミリ波によるテスト観測に続き、(4)ケルン大学の開発したサブミリ波受信機による本観測に成功した。 (1)主鏡面誤差の測定 (2)望遠鏡ポインティング補正 (3)望遠鏡能率の測定 NANTEN2望遠鏡では、高精度のサブミリ波観測を実施するため、主鏡面誤差の改善、ポインティング誤差の補正、望遠鏡能率の補正を行う必要がある。本年度、それらのパラメタを詳細に測定するためのソフトウェア開発及び測定を実施した。一連の測定によって、望遠鏡主鏡面性能を大幅に改善し、(1)については仕様の15μmを達成した。また、望遠鏡ポインティング誤差について補正可能な成分の切り分けに成功した。現在、補正のために必要な高精度水準器の搭載準備を進めている。(3)についても十分な精度で能率測定をし、(4)のサブミリ波による本観測を行うことに成功した。 (4)ケルン大学サブミリ波受信機による観測 ドイツケルン大学の開発する460GHz/810GHz帯同時受信可能なヘテロダイン受信機をNANTEN2望遠鏡に搭載した。同システムを含む観測系を立ち上げるにあたって、ケルン大学の開発するkosma_controlというKOSMA 3m電波望遠鏡で用いられる望遠鏡制御ソフトウェアと私の開発するNANTEN2制御ソフトウェアを連携させるため、インタフェースとなるソフトウェアn2kosmaを開発した。実際に、2006年9月から12月にかけて、同システムを用いて天文観測を実施し、受信機を含む全システムがとソフトウェアが問題なく連携動作することを確認した。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)