Project/Area Number |
04J61613
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Human genetics
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Research Fellow |
高橋 弓子 (田中 弓子) 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 心筋梗塞 / マイクロサテライト多型 / 疾患関連遺伝子多型 / 患者-対照研究 |
Research Abstract |
心筋梗塞の発症に関与する遺伝要因の解明を目的として、体系的マイクロサテライト多型関連解析を進めた。前年度までに、心筋梗塞患者群と対照群のプールDNAを用いてマイクロサテライト多型座位のスクリーニングを行ない、常染色体上に位置する18,600の座位から242座位を選別した。本年度は、これらの選別したマイクロサテライト多型座位について、プールDNAの作製に用いた患者群、対照群それぞれ192検体のアリルを個別に明らかにし、プールDNAでの結果が群間でのアリル頻度の相違を反映しているかを検討した。これまで177座位を解析した結果、81座位(46%)で真のアリル頻度に有意な相違を認め、関連を確認した。 次に、関連を確認した座位について、さらに別の患者群、対照群それぞれ192検体のタイピングを行ない。関連の再現性を検討した。22座位の解析からそのうちの4座位(18%、これらはそれぞれ異なる染色体上にあり、ここでは仮にMI21、MI26、MI56、MI63と呼ぶ)について、特定のアリル(MI21^*6、MI26^*6、MI56^*9、MI63^*8)の保有者の頻度が患者群で有意に高いことが明らかとなった。解析したすべての患者、対照を合わせるとMI21^*6は患者群の24.8%、対照群の15.5%(オッズ比1.80、P=0.0015)、MI26^*6は患者群の18.4%、対照群の11.7%(オッズ比1.70、P=0.011)、MI56^*9は患者群の13.9%、対照群の8.0%(オッズ比1.86、P=0.012)、MI63^*8は患者群の47.9%、対照群の30.6%(オッズ比2.09、P=0.0000079)、と比較的弱いが有意な関連を認めた。このうちMI63座位の近傍には既知の遺伝子が存在しており、現在より密なマイクロサテライトマーカー設定とその遺伝子のSNP解析を進めている。
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