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新規摂食亢進物質グレリンにより誘導される遺伝子群の同定とその機能解析に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04J61641
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Metabolomics
Research InstitutionWakayama Medical University
Research Fellow 土井 麻子  和歌山県立医科大学, 医学部, 特別研究員(PD)
Project Period (FY) 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsグレリン / IA2β / インスリン分泌 / 肥満 / 糖尿病
Research Abstract

グレリンは成長ホルモン分泌促進作用及び摂食亢進作用を有する新しいホルモンであり、摂食抑制ホルモンであるレプチンと拮抗するといわれるが、その詳細な作用機構は明らかではない。そこで、グレリンにより正または負に誘導される遺伝子群をPCR-select cDNA Subtraction法により同定し、それらの解析によりグレリンの摂食調節機構を明らかにし、ひいては肥満症の特異的治療法開発につなげることが本研究の目的である。
正常マウスに生理食塩水もしくはグレリンを腹腔内投与し、脳・膵臓のRNAを用いてPCR-select cDNA Subtraction解析を行ったところ、いくつかのグレリン誘導性遺伝子が同定され、そのうちの一つは、1型糖尿病自己抗原であるIA2βであることが明らかとなった。グレリン腹腔内投与(マウス脳・膵臓)あるいはグレリン刺激(β細胞系培養細胞)により、IA2βの発現量が増加することが確認できた。同一ファミリーであるIA2の発現量には影響を及ぼさなかった。グレリンはインスリン分泌を抑制するとの報告があるため、培養細胞を用いて糖代謝との関連性を解析したところ、グレリン刺激もしくはIA2βを過剰発現させると、グルコース応答性インスリン分泌は抑制された。IA2を過剰発現させても抑制は認められなかった。また、RNAiの手法を用いてIA2β発現を減少させることにより、抑制されたインスリン分泌の回復が認められた。この時のインスリンmRNA発現レベルの変化は認められなかった。これらのことから、グレリンによるグルコース応答性インスリン分泌抑制効果は、少なくとも一部分はグレリンで誘導されたIA2β発現増加によることが明らかとなった。

Report

(1 results)
  • 2004 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-03-31   Modified: 2016-04-21  

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