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西部太平洋における炭酸塩と二酸化炭素に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05216209
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

大出 茂  琉球大学, 理学部, 助教授 (20117568)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords太平洋 / サンゴ礁 / 炭酸塩 / 二酸化炭素 / カルサイト / アラゴナイト
Research Abstract

1.海水中に溶存する炭酸物質および二酸化炭素分圧、カルサイトとアラゴナイトに対する飽和度の値を計算するための簡単なプログラムを作成して、KH-88-1次航海のデータ(水深、水温、塩分、pH、アルカリ度)を使つて、西部太平洋のポテンシャル二酸化炭素分圧およびカルサイトに対する飽和度を計算した。北緯8度東経150度)付近ではポテンシヤル二酸化炭素分圧が1800uatmの等圧線として、赤道湧昇によって、水深300メートル付近まで湧き上がつているが、海表面まで達していなかった。25°N、145°Eの観測点において、カルサイトに対する飽和水深は約1000メートルであった。
2.沖縄県糸満市ルカン礁および本部町瀬底島のサンゴ礁調査を行った。海水中のカルシウムおよびアルカリ度の精密分析法を確立した後、ルカン礁において、CaCO_3生産量を測定した。その結果、1993年7月は0.74gCaCO_3/m^2/h、8月は1.0gCaCO.m^2/h、9月は0.91gCaCO_3/m^2/h、そして10月は0.55gCaCO_3/m^2/hとなった(昼間:13-15時の測定)。夜間、1〜3時の測定ではCaCO_3生産は行われないことも明らかになった。下図にそれぞれの無機炭素および有機炭素生産速度を示す。さらに、海水の二酸化炭素分圧をNDIRおよびガスクロ(島津製作所)を用いて測定した結果、上記の調査時間帯(13-15時)のCO_2分圧はそれぞれ、7月は107-223ppm、9月は171-313ppm、10月は151-243ppmであった。また、琉球大学において測定した昼間(12-15時)の大気中の二酸化炭素濃度はそれぞれ、7月は365-370ppm、10月は360-365ppmであった。よって、サンゴ礁は昼間はCaCO_3を生産するとともに、二酸化炭素を吸収していると結論できる。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-31   Modified: 2016-04-21  

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