• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

金属間化合物の非化学量論性と弾性特性

Research Project

Project/Area Number 05223223
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

小岩 昌宏  京都大学, 工学部, 教授 (00005860)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 克志  京都大学, 工学部, 助手 (30236575)
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords金属間化合物 / 弾性定数 / 温度依存性 / 組成依存性 / 直方体共振法
Research Abstract

液体ヘリウム温度における弾性率測定装置の製作
液体ヘリウム温度での弾性率を効率良く測定するため、温度変化および試料交換が容易な連続フロー型クライオスタットCF-1200(オックスフォード・インストゥルメンツ社製)を設備備品として購入した。また、このクライオスタットに合わせて、試料セルを新たに設計、製作した。現在、京都大学極低温センターのヘリウム液化機の運転が停止しているため十分なテストが行えていないが、いくつかの金属間化合物の極低温における弾性率の値が明らかになりつつある。
非化学量論性と弾性特性との関連
いくつかの第3元素を添加したNi_3(Al,X)について弾性率測定を行った。組成による違いを議論する前に、同一組成の試料を用いて直方体共振法の測定精度について検討を行った。その結果、ほとんどの測定値は0.5%以内のばらつきの範囲に入っていることが分かった。特にC_<44>については誤差のほとんどが密度の誤差から生じており、密度が正しく測定されれば0.1%程度の誤差しか生じないことが明かとなった。他の弾性率については密度の他に試料の直方体からの僅かなずれが誤差の要因であった。これについても、さらに正確な直方体形状に試料を加工することによって精度の向上が期待できる。
組成の違いによる弾性率の違いは極く小さなものであるようで、残念ながら今回の測定では上記の測定誤差のなかに入ってしまい、系統的な結論を出すには至らなかった。X線回折による格子定数の測定などによって密度を正確に導きだせば、上記の測定誤差をかなり小さくすることが可能である。非化学量論性と弾性特性との関連を明らかにするためには、今後このような点も考慮に入れて、さらに正確な測定を行う必要がある。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Tanaka: "Temperature dependence of elastic constants of several intermetallic compounds." Proc.3rd Japan International SAMPE Symposium. 1171-1174 (1993)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-31   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi