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酵母細胞周期G1期よりS期への移行に必須な遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 05249202
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

菊池 淑子  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (00138124)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords酵母温度感受性変異株 / ストレス応答 / Cキナーゼ / グルタチオン
Research Abstract

酵母染色体分配に欠損がある温度感受性変異株ts12を相補する遺伝子として単離されたMCS1遺伝子はSIT4フォスファターゼ欠失による致死性を補う遺伝子SSD1と同一である。様々なキナーゼ系との関連が報告され、pleiotropicに働くと考えられるが、野生型株の中にも機能を失ったdead typeが存在する。野生型株KA31を宿主にしてMCS1遺伝子破壊を行うと温度感受性になることを利用して酵母における酸化的ストレス応答とCキナーゼ経路との間に相互関係があることを見いだした。
mcs1▽ssd1▽欠失株は高温で膨潤し液胞も巨大になり増殖を停止する。
このts性は培地に1Mソルビトールを加えることにより抑圧される。又、PKC1のマルチコピーによっても部分的に抑圧される。PKC1に依存してさらにts性を回復させるマルチコピー遺伝子を検索したところグルタチオン合成の律速段階を触媒するGSH1が単離された。最終産物であるグルタチオンを培地中に加えるとMCS1破壊株だけでなくpkc1 ts株の高温での増殖も回復することができた。しかしその濃度はGSH1破壊株が1mMを要求するのに比して5mMを必要とした。そこでグルタチオン添加の効果として考えられる酸化的ストレスについて調べたところ、MCS1破壊株は酸化ストレスを引き起こす薬剤ジアミドに感受性であった。この事実からMCS1遺伝子破壊株は高温で増殖させたときに生じるストレスに対応できなくなっている可能性が考えられる。
PKC1遺伝子以外にMCS1破壊株の温度感受性を抑圧するマルチコピーサプレッサーを二つ取得しており、そのなかの一つ、MMC1遺伝子はアミノ酸配列からセリン、スレオニンに富み、シグナルペプチド、及び膜貫通構造をとりうる膜タンパク質であると考えられる。またもう一つのマルチコピーサプレッサーであるMMC2遺伝子のアミノ酸配列中にはロイシンジッパー様構造が見いだされた。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

Research Products

(2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Y.Uesono: "The MCS1/SSD1/SRK1/SSL1 gene is involued in stable maintenance of the chromosome in yeast." Gene. (in press). (1994)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report
  • [Publications] 上園 幸史: "細胞増殖制御とSSD1/SRK1/SSL1/MCS1 遺伝子" 蛋白質核酸酵素. (in press). (1994)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-31   Modified: 2016-04-21  

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