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スピンドル極体の機能から見た分裂装置形成の制御機構

Research Project

Project/Area Number 05269227
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

升田 裕久  理化学研究所, バイオデザイン研究グループ, 基礎科学特別研究員 (30260219)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsスピンドル極体 / 分裂装置 / 微小管 / 分裂期 / 細胞周期
Research Abstract

分裂酵母を用いて、分裂装置の分裂極を構成するスピンドル極体(Spindle Pole Body:SPB)の機能とその細胞周期による制御機構について明らかにすることが本研究の目的である。分裂酵母SPBの微小管形成能力は,間期に不活性化され,分裂期の開始時に活性化される。活性化のメカニズムを調べるために,分裂酵母間期細胞の不活性型SPBをアフリカツメガエル卵分裂期抽出液を用いて活性型に変換できるcell-free系を用いた。平成4年度までに、活性型への変換はcdc2キナーゼによって間接的に制御されていることを明らかにしている。平成5年度において明らかにしたことを以下に示す。
1.フォスファターゼ阻害剤存在下で抗体を用いてcdc2キナーゼを除いたツメガエル卵分裂期抽出液はSPB変換活性をもち、その活性はキナーゼ阻害剤で抑制されるので、cdc2キナーゼと異なるキナーゼが活性化に必要であることがわかった。2.SPBの構成成分であるガンマチューブリンに対する抗体がSPBからの微小管形成を阻害することから、ガンマチューブリンが微小管重合核の構成成分であることが明らかになった。3.抽出液に大腸菌中で合成した分裂酵母のガンマチューブリンを加えると活性化が阻害されること、ガンマチューブリン結合ビーズで処理した抽出液が変換活性をもたず、ガンマチューブリン結合分画を加えると変換活性が回復することから、ガンマチューブリン結合因子が活性化に必要であることが明らかになった。
以上の結果にもとづき、SPBの活性化に必要と思われる2つの因子、cdc2キナーゼと異なるキナーゼおよびガンマチューブリンと結合する因子を同定することを現在試みている。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 升田 裕久: "スピンドル構築の分子機構" 蛋白質 核酸 酵素. 38. 2755-2760 (1993)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-31   Modified: 2019-02-28  

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