教室談話過程の質的分析-方言と共通語のコード交替に注目して-
Project/Area Number |
05610128
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教育・社会系心理学
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
茂呂 雄二 国立国語研究所, 言語教育研究部, 主任研究官 (50157939)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1993: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 教室談話 / 方言 / 共通語 |
Research Abstract |
教授過程の改善に寄与する基礎的な言語資料の充実をめざして教室談話(教室における子供と教師のやりとり)をミクロかつ質的に分析・記述した。とくに方言使用地域の小学校の教室における方言と共通語に注目することにより教室談話の質的多様性を抽出し、この多様性が子供と教師のコミュニケーションおよび教科内容の学習成立にどのような影響をおよぼすのかを記述的に明らかにした。 具体的には以下の作業をすすめた。 【.encircled1.】音声・映像資料の収集と文字化資料の作成 方言使用地域(山形)および共通語使用地域(東京、横浜)の教室談話過程を参加観察しながら録音・録画した資料(総計48時間)を視線接触・ポーズなどの非言語情報も加えて文字化資料を作成した。 【.encircled2.】談話分析 教師と子供の発話および発話連続をその形式・機能からタイプ分類して多様性を記述し、この多様性と談話進行および学習成立の成否との連関について分析した。 以上の作業結果をまとめてThe Totality in Vygotsky and the heterogeneity in Clasroom Discourse.Paper to be presented at the Conference of Lev Vygotsky and the Human Science,at Moscow,1994で発表する。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)