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テンス・アスペクト・モダリティと否定の関係について

Research Project

Project/Area Number 05610403
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 独語・独文学
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

山田 小枝  千葉大学, 教養部, 教授 (20098635)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1993: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords否定とモダリティ / 否定とテンス・アスペクト / 否定と焦点 / 否定の対極化作用 / 否定対極表現
Research Abstract

テンス・アスペクト・モダリティのそれぞれが否定によってどのように性質を変えるか、また、否定を通じてどのように相互間の関係が明確になるかについて調べることが今回の主要目的であった。
三カテゴリーのうち否定が特に重要な役割を担うのはモダリティであるが、既に平成5年1月号の「国文学解釈と鑑賞」において「モダリティと否定」の題で「必然性」と「可能性」は否定を介して矛盾対立、反対対立のシェーマをかなり規則的に満たすことを見た。その際、規準項を何にするかによって様相はかなりちがっていることは明らかにされたがその意味について掘り下げることはできなかった。今回はその展開としてことに否定の現れかたを否定対極表現と結び付け、それぞれの否定の特徴とはなにかを考究しようと試みた。モダル文の否定対極表現は同時に話者の判断を示す表現にもなっているため、一般的な傾向としては否定本来のスコープよりかなり広いスコープの存在を示すケースが多いことを見た(千葉大教養部紀要1993年B-26の論文)。
アスペクトとテンスについても反対対立と矛盾対立によって否定を介した相互関係をはっきりさせることによりそれぞれの性格づけがある程度明確にされた。とくに否定により限界性アスペクトが状態性アスペクトへ変換すること、また状態性アスペクトの否定は多義となるが、共起する否定対極表現の性質が対立の性格とともに否定後のアスペクトの性格をも明らかにしている。この対極表現の意味についてはさらに研究を続ける必要があると思われる。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 山田 小枝: "否定対極表現の諸相1" 千葉大学教養部研究報告. B-26. (1993)

    • Related Report
      1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-31   Modified: 2016-04-21  

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