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鋳型走査電顕法の血流動態研究への応用

Research Project

Project/Area Number 05670011
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General anatomy (including Histology/Embryology)
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

村上 宅郎  岡山大学, 医学部, 教授 (50033204)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords鋳型走査電顕法 / 不完全注入法 / 膵臓 / 脳下垂体 / 膵島・腺房門脈系 / 脳下垂体門脈系 / 樹脂注入 / メタクリレート注入
Research Abstract

ヒト膵臓とラット下垂体の血管床を経動脈的少量低粘度メタクリレート注入法によって鋳型し,走査電子顕微鏡で観察した。また,これらの所見を十分に樹脂鋳型した所見と比較検討した。
十分に鋳型した標本によると,多くのヒト膵外分泌部小葉は一つまたは数個の内分泌膵島をもち,これらの島は小葉毛細血管に連絡する膵島・腺房門脈を出す。少量注入標本で,鋳型剤は外分泌小葉や導管の毛細血管叢より,内分泌膵島により早く注入されることが判明した。さらに,膵島をもつ小葉は膵島・腺房門脈系によって,膵島をもたない小葉より,より早く樹脂鋳型されることも明らかとなった。
不完全低粘度樹脂注入でラットの脳下垂体では,注入樹脂は1)長門脈系では,正中隆起と神経〓から前葉に,2)副長門脈系では,上衣下から前葉に,3)短門脈系では,後葉から前葉に,4)神経葉・中間葉門脈系では,後葉から前葉に,5)中間葉・前葉門脈系では,中間葉から前葉に,6)結節葉門脈系では,結節葉から前葉に流れ込むことが実証された。さらに,正中隆起と神経〓に注入された樹脂は,その大部分が長門脈系を介して前葉に流入することや,後葉に注入された樹脂の大部分は直接に後下垂体靜脈に流出することも判った。正中隆起,後葉,前葉等から視床下部への樹脂の流入は全く認められなかった。
使用した樹脂は血液と同じ粘度に調整され,生理的圧下に注入された。従って,不完全注入によって得られた所見は各臓器における血流動態を示していると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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