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拡張型心筋症発症における遺伝的素因としてのミトコンドリアDNA異常の意義

Research Project

Project/Area Number 05670593
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Circulatory organs internal medicine
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

飯田 啓治  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (40168068)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords心筋症 / 心筋生検 / ミトコンドリア / 分子生物学
Research Abstract

拡張型心筋症患者6例において心筋生検標本によりミトコンドリアDNAを抽出し、PCR法により抽出されたDNAを増幅した.PCR法によるDNA増幅のための最適なプライマーを決定した.それらのプライマーは塩基数が20merでミトコンドリアDNA塩基16,569の配列を決定するためには,一次PCRでは12種類および二次PCRでは60種類を要した.それらの方法により増幅されたDNAを蛍光色素法による蛍光標識による自動遺伝子塩基配列決定装置にて16,569の塩基配列を決定した。
ミトコンドリアDNAの塩基配列異常はNADH-CoQ酸化還元酵素サブユニット遺伝子に5例(ND2:3例,ND4:1例,ND5:5例)CoQ-チトクロームc酸化還元酵素サブユニット遺伝子に3例,チトクロームc酸化酵素サブユニット遺伝子に4例(CO1:3例,CO2:1例,CO3:2例)ATPaseサブユニット遺伝子で3例(ATP6:3例),トランスファーRNA遺伝子(tRNA-Leu)に1例,リボゾーマルRNAに3例(12s:RNA2例,16sRNA:1例)ですくなくとも一塩基以上の変異を認めた。
心筋症患者においてミトコンドリア遺伝子の塩基配列に異常を見つけたことより,心筋症疾患が遺伝的素因を有していることが明らかとなった.
今後はその遺伝性とくちょうを明らかにするために心筋症患者の血縁者のミトコンドリアDNAの解析を急ぎ,病気発症とミトコンドリア遺伝子異常の関連を検討したい.また肥大型心筋症に認められるミオシン遺伝子異常とミトコンドリア遺伝子異常との関連も明らかにしたい.

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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