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グルコキナーゼ遺伝子のインスリン応答領域の解析-NIDDMの成因解明をめざして

Research Project

Project/Area Number 05670861
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 内分泌・代謝学
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

今井 圓裕  大阪大学, 医学部, 助手 (00223305)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 一哉  大阪大学, 医学部, 学術振興会特別研究員
Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsグルコキナーゼ / インスリン / 遺伝子発現
Research Abstract

糖尿病は遺伝的素因が強く関与している疾患のひとつであるが、これらの遺伝的要因の今までに明らかになったものはインスリン受容体異常とともにグルコキナーゼ(GK)異常が知られている。現在までに第5および第7エクソンでのGK異常が報告されている。しかし、一般にNIDDM状態ではGK活性の低下が知られているが、この原因は単一ではなく、たとえば、酵素自体の異常以外にインスリン受容体からGKまでの間の刺激伝達系の異常やGK遺伝子の転写調節の異常の可能性が考えられる。私どもはGKがインスリンに反応して速やかに合成されないことがNIDDMの原因であるとの仮説に基づき、まずGKのインスリンによる遺伝子発現調節領域(IRE)を同定する事を試みた。初めに、GK遺伝子の5'上流域をラットの初代培養細胞に導入しCATアッセイにてインスリンに反応する領域を決定した。その結果、一つのIREは-87から+17までの領域に存在することを見いだした。次に、この領域に結合する蛋白が存在するかどうかをDNaseIフットプリントにより確認し、-96より-73の領域および-56より-18の領域にそれぞれ結合するたんぱくが存在する事を確認し、特に-96より-67の領域への結合はインスリンで処理したストレプトゾトシン糖尿病ラットの核蛋白にのみ認められた。このIREの配列は今までに報告されていた他の遺伝子のIREと全く一致するものはないが、MLTF配列と類似している。今後、このIRE結合蛋白を精製し、その機能および糖尿病発症にどのように関連するか検討をしていきたい。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-31   Modified: 2016-04-21  

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