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自己開示が攻撃行動に及ぼす効果

Research Project

Project/Area Number 05710091
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育・社会系心理学
Research InstitutionShowa Women's University

Principal Investigator

小口 孝司  昭和女子大学, 文学部・心理学科, 講師 (70221851)

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords攻撃 / 怒り / 自己開示
Research Abstract

本研究では、怒りと自己開示が攻撃に及ぼす効果、すなわち怒りが攻撃を促進する要因となり、自己開示が攻撃を抑制する要因となることを、状況要因(研究1)と特性要因(研究2)の両側面から検討した。被験者は男女大学生であり、研究1では287名、研究2では187名であった。
研究1では、怒りの有無と自己開示の程度を操作した場面を想定し、被験者がその場面ではどのような行動をとるか、またどのように感じるか質問紙を用いて回答を求めた。結果、怒りは攻撃を促進し、表面的な開示では攻撃に対し効果が得られなかったが、親密な開示は攻撃を抑制する要因となったことが示された。それは自己開示が相手に好意を抱かせ、相手に理解された結果であることが示された。理解よりも好意の方が攻撃の抑制の効果が大きかった。
研究2では、Buss(1958)による攻撃性尺度と短気尺度、さらにMiller et al.(1983)によるオープナ-・スケールを使用し、この3スケールの関連性をみることにより特性要因の効果を検討した。結果、攻撃性と短気は有意な正の相関があり、両者はオープナ-とは有意な負の相関があった。さらに、攻撃性の中では、言語的な攻撃が最もなされやすいことが示された。また、短気尺度で抽出された2因子は、オープナ-との関連性から、異なる特性を持っていることが示唆された。すなわち、男性では、オープナ-は「挑発的苛立ち」因子と有意な正の相関の傾向が見られたのに対し、「内面的苛立ち」因子とは、有意な負の相関が見られた。
以上から、状況要因と特性要因の両方で、怒りが攻撃を促進し、自己開示が攻撃を抑制することが示されたと言えよう。

Report

(1 results)
  • 1993 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-04-01   Modified: 2016-04-21  

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