マクロ・I-O連結及び貿易連関計量経済モデル作成のための分析・予測システムの開発
Project/Area Number |
05730018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Economic statistics
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Research Institution | Soka Women's College |
Principal Investigator |
佐藤 真 創価女子短期大学, 経営科, 講師 (30187231)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Research Abstract |
パーソナルコンピュータによるマクロモデル、I-O(産業関連)モデル、貿易連関マトリックスモデルの統合化されたモデルを効率よく開発するためのシステム開発を行った。本年度行われたこのシステムの拡張、改良等は次のとおりである。 1.32ビットPC上にWindowsをセットすることにより、主メモリ640Kバイトの制約を越えるプログラムの開発環境を実現している。これによりメモリーの制約で独立計算していた産業関連モデルをマクロモデルに組み込むことが可能になり、輸入係数を関数化することによってI-O表も含めたモデル全体の同時収束計算を可能とした。 2.従来のモデル作成と予測機能のみのシステムに方程式の推定機能を追加し、一貫したモデル作成を行えるシステムに拡張されている。 3.ハードディスクの使用を前提としたルーチンに改良し、データの入出力や計算の時間短縮がはかられた。 4.大型コンピュータ上に展開した磁気テープデータをPCにダウンロードし、このシステムで使用可能な形式に変換する機能を備えた。 5.従来の1国用マクロ・I-O連結計量モデル予測システムを、複数国対応の世界モデル用に拡張した。各国のモデルはそれぞれ独立したルーチンとして作成し、シミュレーション時にそれぞれ独立又は、連結して計算することが可能である。連結した場合の収束計算方法は、まず各国毎に収束計算を行いその後全体の収束をチェックし、収束していなければ再度各国の収束計算と全体のチェックを繰り返すようになっている。 6.表計算ソフトへのデータの出力および表計算ソフトからのデータの変換が可能になった。 以上のシステムを使いテストケースとして、日本の四半期マクロモデルに産業関連モデルを組み込みI-Oの輸入係数を内正的に変化させる連結モデルを作成し予測を行った。(環太平洋産業連関分析学会において発表。1993.11.27)
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Report
(1 results)
Research Products
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